教えてほしい不用品 処理
だが、不動産取引は証券市場と直接関係がないから、とくに規制はなく、自由に投資活動ができる。
しかも、ふだんから景気、金利、株価の動きを見ている金融マンにとって、不動産相場の動きは分かりやすい。 むしろ変動が激しい株の個別銘柄を買うよりは、ずっと確度の高い投資か六年まではほとんど横ばいだったが、その後、上昇に転じ、二○○二年には七十三万ポンド(一億三千八百七十万円)にはね上がった。
実に二・六倍になったのである。 ロンドンへの通勤圏内でもあるグレーター・ロンドン地区(環状高速道路M妬の内側)は、ロンドン市内ほどではないが、やはり一戸建ての価格がこの六年くらいの間に、二倍程度に上昇している。
そもそもの発端は、イギリスのユーロヘの不参加である。 ユーロ不参加を決めたのは九二年九月だが、このことでユーロ圏の国々と金利を調整する必要がなくなり、それまで一○パーセントを超えていたイギリスの金利は急速に下がり始めた。
九○年に一四パーセントの異常な高さにあった政策金利は、二○○一年には四パーセントまで下がり、二○○三年にはさらに三・五パーセントにまで下がった。 これは四十八年ぶりの低さである。
この間、ポンドは他通貨に対して下落したが、心配されたインフレは起こらず、物価上昇率は大体三パーセント前後で推移して来た。 そして、ポンドが安くなったことで輸出が増え、イギリスの景気は好転した。
その結果、失業率は下がり、消費者の購買力が回復した。 それにつれて、不景気で抑制されていた住宅購買意欲は、眠りからさめたように一気に高まっていったのである。
景気の回復で収入が増え、失業の心配も無くなった。 金利が下がったので、銀行や住宅金融組合から住宅資金を借りやすくなり、それまで抑圧されていた不動産への需要が堰を切ったようにあふれ出て来た。
これは当然の成り行きだった。 私がイギリスに移り住んだのは九○年の十月。
不景気の最中で、街の風景は寒々としていた。 その頃の住宅価格はどんどん下がり続けていた。
九○年の秋、イギリス人の同僚と次のような会話を交わしたことを覚えている。 「W、君は家を買うつもりなのだろう?ならば、今がチャンスだよ」「いや、もう少し不動産の価格が下がるのではないかと思って、様子を見ているのだが」「君はまだ下がると思っているのか?それはないと思うよ。いくら何でも今が底だよ」「いやいや、まだ少し先ではないかな」私の予想は当たり、不動産価格はその後も下がり続けた。
私は翌年の夏に「ここが底だ」と見極めて、一戸建てを購入した。
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しかも、ふだんから景気、金利、株価の動きを見ている金融マンにとって、不動産相場の動きは分かりやすい。 むしろ変動が激しい株の個別銘柄を買うよりは、ずっと確度の高い投資か六年まではほとんど横ばいだったが、その後、上昇に転じ、二○○二年には七十三万ポンド(一億三千八百七十万円)にはね上がった。
実に二・六倍になったのである。 ロンドンへの通勤圏内でもあるグレーター・ロンドン地区(環状高速道路M妬の内側)は、ロンドン市内ほどではないが、やはり一戸建ての価格がこの六年くらいの間に、二倍程度に上昇している。
そもそもの発端は、イギリスのユーロヘの不参加である。 ユーロ不参加を決めたのは九二年九月だが、このことでユーロ圏の国々と金利を調整する必要がなくなり、それまで一○パーセントを超えていたイギリスの金利は急速に下がり始めた。
九○年に一四パーセントの異常な高さにあった政策金利は、二○○一年には四パーセントまで下がり、二○○三年にはさらに三・五パーセントにまで下がった。 これは四十八年ぶりの低さである。
この間、ポンドは他通貨に対して下落したが、心配されたインフレは起こらず、物価上昇率は大体三パーセント前後で推移して来た。 そして、ポンドが安くなったことで輸出が増え、イギリスの景気は好転した。
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